「モノクロだけで構成された一冊のアート集」のパッケージ(CMFデザイン)
公開日:2017年06月15日(木)
MONOCHROME
モノクロだけで構成された一冊のアート集の貼り箱
写真スタジオ、The EarthProduction様よりご依頼をいただき、4月に開業した銀座エリア最大の商業施設「GINZA SIX」でのウエディング写真アルバムのパッケージです。
中身は、モノクローム写真のみで構成されたウエディング・アルバムです。(色を排除し、光と影だけで表現するコンセプトだそうです)
こちらの社長さん曰く、「この箱に負けないアルバムをつくらないと…!!」と、興奮気味に話されてました。
貼ったのは京都黒谷和紙のアーティストであり和紙職人でもある、ハタノワタルさんの柿渋を塗った手漉き和紙。その上から、鉄媒染+墨+シルバー(アルミ粉)+墨+オイル仕上げを施していただきました。
お話をいただいてから、表面の仕上げには試行錯誤を繰り返しサンプルを何回かつくって、最終的にこのデザインになりました。手加工での製作工程のため、一個一個、すべて貼り箱の表情が違います。
この“いぶし銀”のような佇まい。
これは、銀座の“銀”のイメージでしょうか?
弊社が手がけた中でも、これはまさに紙で作られているとは思えない「究極の貼り箱」であり、独特のCMFデザインが施されたパッケージです….。
<CMFデザイン>
貼り箱のサーフェイス(表面)を構成する「COLOR(色)、MATERIAL(素材)、FINISH(仕上げ)」の3つの要素によって、パッケージの質感を大切にし、美しくどことなく色気や艶っぽさを感じさせるデザインは、まるで金属を思わせる表情で「紙の箱」とは一線を画しています。
この貼箱については、日本のCMFデザインの第一人者である玉井美由紀さんからも、お墨付きをいただいています….。
※ CMFは、株式会社FEEL GOOD CREATIONの登録商標です。
CMFを専門にデザインする日本でただひとりのクリエイター玉井美由紀氏より、「パッケージはHPにあるように、包装資材と言うよりはブランディングツールですよね! CMFの考え方は、今後お役に立つと思います。」とお言葉をいただき、「CMF」という言葉もパッケージ(貼り箱)で使っていただいて結構ですとご了解をいただいています。
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撮影:EOS 6D +Makro-Planar T* 60/2.8、Planar T* 50/1.4
Photo by Makoto Murakami
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