このマティーニには顔がない。パッケージデザインがつくるブランドの顔とは?
公開日:2022年07月30日(土)|ブランディング
漫画「バーテンダー Bartender 原作:城アラキ、漫画:長友健篩)」中にある、ひとつのエピソードです。Barを舞台に、主人公のバーテンダー佐々倉溜と周囲の人々が、酒にまつわるエピソードをからめながら繰り広げる人間ドラマ。
漫画ですが、酒だけでなく社会での人間の様々な営みが描かれていて、人としていろんなことを教えてくれます。
このマティーニには、…顔がない。
師匠のオーナー・バーテンダーが、弟子の女性がはじめて作ったマティーニを前にいった言葉です。
数ある中でも、カクテルの王様(キング・オブ・カクテル)とも呼ばれるマティーニ。
そのレシピは、ジンとドライ・ベルモットをステア(バー・スプーンでかき混ぜる)してつくる、とてもシンプルなカクテルです。
しかし、シンプルが故にジンやベルモットは何を使うか?
使う氷、ステアの仕方などの組み合わせで無限の味わいがあり、ひとは美味しいマティーニを世界の果まで探し求めるといわれます。
ジンは銘柄によって特徴があり、各々の特徴を生かすならどう作ればいいか、自分の中でイメージをします。またお客様の嗜好や状況(酔った具合)からアルコール度数を調整したり、自分自身の個性と様々な情報からイメージしたマティーニをつくります。
しかしそのイメージがないとき、単に師匠の真似をしてつくられたマティーニを前にして、バーテンダーは「このマティーニには、…顔がない。」と言ったのです。
パッケージデザインがつくるブランドの顔とは?
私たちがつくる商品パッケージ/パッケージデザインとしての貼り箱/化粧箱も、似ているかもしれません。貼り箱に貼る素材(紙など)は様々なものがあり、それらを選んで組み合わせます。
そのとき、私たちの持つ貼り箱に関する知識や知恵を総動員し、かつクライアントの商品コンセプトやブランド価値という個性をいかに描き出せるか。
どのようにパッケージデザインすれば、ブランドとユーザーがコミュニケーションできるか。ヒアリングの中から、探っていきます。
化粧箱がブランドイメージを売る
コンセプトやビジョンを届けるパッケージデザイン
それらを考えながら、貼り箱を企画して作っていきます。あなたのビジョンをパッケージ/化粧箱を通して見えるカタチにするのが私たちのミッションです。
そう。まさに、ブランドの「顔」をつくるのです。
このマティーニには…顔がない。と聞くと、真っ先に「パッケージは、ブランドの顔。」を思い浮かべました。これも、箱屋の性でしょうか?
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