パッケージデザインを通して、人と人がつながる関係をつくる

公開日:2022年11月01日(火)ブランディング

モノづくりだけど、モノづくりにあらず?
パッケージデザインからの意味づくり

弊社は、現場でパッケージ(貼り箱)を作っている製造業、スタッフ数名の小さな町工場です。
製造業の場合、追求するのは基本的にスペック(機能)であり、ブランディングなど目に見えないものは追いません。

しかし弊社、特に代表である私(村上誠)がブランディングやマーケティング、コミュニケーションなることを盛んに情報発信しています。変ですね。笑
発想自体が、モノづくりのものではありません。何故かと言われると、正確な答えはありません。自然と、そうなってきた感じです。

理由はいつくか思い当たりますが、家業の長男だったので元々小さなころから「後を継ぐ」意思が何となくありました。

でも、まずは「やりたいことをやってから〜」と考えて、社会人になってから10年近くは貼り箱製造とは全く違うことをやっていました。テレビのエンジニア、保育士、カナダ在住でレストランで皿洗いやらカメラマンなどなど。

そんな変なことをやりながら、この業界に入りました。いい意味で「この道一筋」ではないため、業界の常識にはとらわれにくかったのかもしれません。

また10数年前に、あることがきっかけでブランディングデザインと出会い、こんな世界があるのかとクリエイティブにふれあうようになりました。今思うと、このときの出会いがあるから今の考え方があるんだと思います。

グラフィックデザイン/ブランディングデザインというところから、ここ数年はマーケティングや広告的な思考のコミュニケーションについてもふれさせていただきました。今も私のブレーンであるアートディレクター、コピーライター、クリエイティブディレクターなどの方々のおかげです。

パッケージデザインを通して人と人がつながる関係をつくる
パッケージデザインを通して人と人がつながる関係をつくる

経営者に、クリエイターが寄り添う
クリエイティブは、まさに経営戦略

経営者のブレーンというと経営コンサルタントが多いですが、最近はファーストリテイリングの会長兼社長の柳井氏のブレーンにクリエイティブディレクターの佐藤可士和氏がいたり。中川正七商店会長の中川氏にgood design companyの水野学氏がついています。

今、経営にとってクリエイティブの考え方がとても重要だと思われるようになってきました。最近言われている、デザイン経営とも大きく関係があります。

私たち製造業(モノづくり)の発想は、基本的にスペック(機能的価値)しかありません。もちろん商材にもよりますが、現代ではスペック(機能を追求するものは別です)だけでは商品は売れません。
世にいう高級ブランドはその典型ですが、商品の品質だけでなく、そのブランドが持つストーリー(物語)に共感し購入に至るのです。

BtoCに比べるとまだまだですが、これはBtoBにも言えることです。その企業(ブランド)の考え方を踏まえて、「ここにお願いしたい」が生まれます。

モノづくりにも、ブランディングやマーケティング、コミュニケーションといった考え方が必要だと私は考えます。その発想があると、今までのモノが「モノ」だけにとどまらず「意味」が生まれます。

モノは「意味」を持ってこそ、そこに「価値」が生まれるのです。

弊社では貼り箱という商品パッケージを企画・製造していますが、モノとして捉えると包装資材です。そこに機能的価値はありますが、それだけだと機能的な「モノ」です。

そこにブランディングやマーケティング、コミュニケーションという意味(感情的価値)を与えることで、モノにはない価値が生まれます。

日本のものづくりは技術的にとても素晴らしいですが、別の「何か」を加えることで今までとは違った価値が出来るのです。その「何か」とは、目には見えない「意味」なのかもしれません。

その一つが、コミュニケーションという意味
パッケージデザインが、意味を持つ

パッケージ/貼り箱が、ブランドが持つ人格(人)と人がつながる関係をつくることができるのです。

おもしろいですよね。
かわいいパッケージや素敵なパッケージがあるだけで、ブランドと人がつながる機会が広がります。ブランドの顧客接点(タッチポイント/コンタクトポイント)として、パッケージ/化粧箱が大きな役割を果たすのです。

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