それって、コミュニケーションの問題だよ。
公開日:2023年05月12日(金)|ブランディング
コミュニケーションとは
意思の通い合い、共感を共有すること
「ブランディングって、こういうこと」に続く、「コミュニケーションって、こういうこと」の第3回目(最終回)。コミュニケーションを改善することで解決する課題は多い。
商品は良いのにぜんぜん売れない。ってそんな商品は、世間には山のようにあります。
みんな、どうして売れないんだろう〜と思うけど、何故なのかよくわかりません。ものを売ることの永遠の課題です。
自分たちがつくったもの、売っているもの。つまりその当事者だから、その商品やサービスへの思い入れは誰よりも強いです。
しかし、一般消費者からするとそうではありません。だって、知らない商品だから。
コミュニケーションができていないと
目的の場所(ブランドの本質)にたどりつけない
パッケージには、コミュニケーションの役割がある
人間だって同じですよね。初対面の人に会っても、その人がどんな人なのかは全くわかりませんよね。
仕事でもプライベートでもそうですが、その人といろんな話をしたり食事にいったりと、時間をかけてその人のことが段々とわかってきます。
商品やサービスも同じです。
一方的に情報を発信するだけでは、その中身は中々消費者には伝わりません。
送り手(つくり手)の意図が受け手(つかい手)に伝わらなければ、どんなに良いことを言ってもだれも振り向いてはくれないのです。
つまり双方向の意思疎通、コミュニケーションが存在しないと届けたい情報は伝わらないのです。
そして商品パッケージ/化粧箱には、そのブランドと消費者を結ぶコミュニケーションの役割があるのです。ブランドのイメージやコンセプトを表現することで、想い想われる存在として商品自体と一体化していくものになります。
パッケージは一番外側にある中身….。と言われる所以です。
(本文より)
コミュニケーションって、なんでしょう。
ブランディングやコンセプトなどと同じで、わかっているようでも意外とわかっていない(説明しにくい)言葉のひとつかもしれませんね。
このシリーズではコミュニケーションについて、コピーライター田中有史氏の経験と視点からわかりやすく解説します。
文:田中有史
デザイン+挿絵:浪本浩一
詳しくは、こちらをご覧ください。