パッケージ/パッケージデザイン、ブランドの無形資産が利益を生み出す
公開日:2023年09月28日(木)|ブランディング
ブランド資産(ブランドエクイティ)
パッケージ/パッケージデザインの意味とは?
あなたは、商品を入れるパッケージ/化粧箱はコストだと思っていませんか?
包装/梱包資材と捉えると、確かにコスト(ものをつくるための費用)です。それは、パッケージ/化粧箱を「目に見えるモノ」としてしか見ていないからです。
パッケージの機能的価値は、商品を「包む、保護する、運ぶ」です。しかし機能的価値以外に、もう一つ感情/情緒的価値があります。
商品の「ブランドイメージを表す、ブランド価値を伝える」、あるいはブランドとユーザーの顧客接点として「コミュニケーション」というとても大切な役割です。つまり、コミュニケーション・ツールとしてのパッケージです。
そう考えると「モノ」としての価値よりも、ある意味「目には見えない」価値が、現代においてはとても重要になってきます。
企業にとって目に見える資産(有形資産)としては、所有する土地や建物、機械設備、在庫商品から現預金まで、金額に換算できる資産はわかりやすいです。
それに対して、特許権や意匠権、商標権などの知的財産権。人的資産や経営理念などの知的資産や、業務ノウハウや「ブランド」があります。
これらは経営にとって、とても重要な無形資産です。
アップルをはじめ、フェラーリ、シャネル、エルメス、ディズニーなど世界的な有名ブランドは、この無形資産を大いに活用することで熱烈なファンをつくり、企業に膨大な利益をもたらします。
パッケージ/パッケージデザインは、目に見えない資産
ブランドコミュニケーションにおいては、ロゴをはじめとしてパンフレットやカタログ、ホームページなど様々な顧客接点(コンタクトポイント/タッチポイント)がありますが、その一つが商品パッケージです。
代表的なものでは、iPhone箱やティファニーブルーのパッケージがあります。
一目でティファニーとわかるブルー ボックスは、世界で最も愛されているパッケージの一つ。ティファニーで購入する場合にのみ手に入れられるという創業時からの伝統は引き継がれています。
出典:ティファニー ブルー ボックス ストーリー | Tiffany & Co.
パッケージ/パッケージデザインの意味を再定義する
意味のイノベーションが、ブランドの無形資産/ブランドエクイティとして利益を生み出す
これらのパッケージ/化粧箱はブランドの世界観を表すもので、ユーザーとの強烈なコミュニケーション・ツールです。
端的には包装/梱包資材(カタチのあるもの)ですが、言い換えるとブランドの明確なビジョンを伝え、ユーザーとのコミュニケーションするという目に見えないもの(無形資産)でもあるのです。
これが包装/梱包資材としてのコストなら、それらは消費されて消えていきます。
しかしブランドの無形資産だとすると単に消費されるのではなく、少しづつですがユーザーの心の中に積み重なっていきます。それは、ブランドにとって無形の資産となるのです。
そう考えると、パッケージはブランドへの投資だとおわかりいただけますか。
短期的にはお金がかかりますが、長期的な目線で見ていただくと、すべてブランド資産として積み重なっていきます。
そのブランド資産/ブランドエクイティが、将来的にブランドとしての利益を生み出すのです。
パッケージ/パッケージデザインを無形の資産価値と捉えることで、意味のイノベーション(パッケージの意味を再定義する)となります。
あなたも、パッケージ/パッケージデザインの意味を見直してみませんか?
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