ブランディングデザインとの出会い
公開日:2024年04月05日(金)|ブランディング
ブランディングデザインで価値が変わる
全く買うつもりもないのに、たまたまMAZDAのカタログを入手しました。
今日本の自動車メーカーの中で一番デザインがいいと思っているのは、私だけではないと思います。プロのカーデザイナーの方々からも認められているのは周知の事実です。
ただ何故か日本では、どれも同じ顔というのがネット上では囁かれています。メルセデスやBMWなど特に欧州のブランドでは、これがスタンダード。逆に日本では車種によって全然デザインが違うため、有名な車種は別としてエンブレムがなければ、ぱっとみてどこのメーカーの車かさえわからないものがたくさんあります。
そして、このカタログ。
今回はじめてMAZDAのカタログを見たんですが、他社とは一線を画しているように思います。所謂、ブランディングデザインされたカタログです。
当然、お金もかかっていますね。しかしこれはコストではなく、ブランディングとしての投資です。
パッケージデザインとブランディング
もう17年前の2007年のことですが、私がブランディングデザインという概念にはじめて触れたのは、ある製造業の勉強会でのセミナーでした。株式会社DRIVE社長、芦谷正人さんの「下請けメーカーにならないためのブランディング入門セミナー」でのお話でした。
当時はブランディングなんてまったく知りませんでしたし、「これってなに?」という感覚で受講したのを覚えています。細かなことは覚えていませんが、ブランディングデザインってこんな世界があるんだと衝撃を受けました。
これがキッカケで、クリエイティブの世界へ飛び込み今に至っています。まさに、この出会いがなければ今の弊社はなかったと思います。今から思うと、ターニングポイントになった出来事でした。
そこからブランディングやデザイン、クリエイティブという未知の分野との戦い?(笑)がはじまったのでした。そこに、弊社がつくるパッケージ/パッケージデザイン/貼り箱とクリエイティブがうまく融合できれば、価値あるものが生まれると感じています。
クリエイティブとパッケージデザインとの融合が、新たな価値を創造する
製品パッケージというモノ(ハード)とクリエイティブ(ソフト)が共鳴しあうことで、お客様への新しい価値提供ができるのだと。製造業には元々こういう概念が存在しませんでしたが、これからの時代には適していると考えます。
パッケージ/化粧箱は、モノ(商品)を包む、運ぶ、保護するという機能的価値から成り立っていますが、そこにデザイン、ブランディング、そしてコミュニケーションという感情的価値(情緒的価値)が加わることで、新たな価値創造になるのです。
このMAZDAのカタログは、その原点を思い起こさせてくれました。
いつか、MAZDACX-30とかに乗ってみたいですね。
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