クリエイティブとモノづくりの交わりが、新たな熱量を生み出す
公開日:2019年02月06日(水)|デザイン
昨夜は半年ぶりに、オッサンたちによる「4人会」。
ブランディング・デザイナー二人と製造業町工場の職人二人、不定期な集まりですがもう何年続いているでしょう?
いつも真剣な話からアホな話まで、楽しい時間を過ごしています。
お互いに存在するステージが違いますが、クリエイティブとモノづくりの情報交換はとっても刺激的です。
物事の視点、捉え方が業界によって違いますが、クリエイティブの世界とモノづくりの世界では全く違うと言っていいくらい価値観が変わります。
製造業では基本スペックだったり効率だったり、当然ですが「モノ」が中心になります。
クリエイティブの世界はひとことで言うのは難しいですが、人間ががどう考えどう感じるか。そのアウトプットをヴィジュアルなどで表現、アプローチしていくことです。
そこにはHCD(Human Centered Design:人間中心設計)の考え方がありますが、これをビジネス的に捉えていうと最近よく言われる「デザイン思考(Design Thinking)」です。
モノづくりの世界にはまだまだ馴染みがないですが、今後はモノだけでなく人間を中心にした考え方を大切にしていく必要があると思います。
貼り箱は、ブランドにとってどう感じられるのか?
我々が作る「貼り箱」自体はモノですが、人に使われることによってそれがどう感じられるのか、どういう意味があるのか? パッケージ(貼り箱)を通して、商品のブランドを感じることができる貼り箱にしたいと考えています。
それには貼り箱の特徴である「色、素材、仕上げ(CMFデザイン)」から、ブランドの高級イメージや存在感、箱を開けるときのワクワク感をデザインしなければなりません。
その意味で製造業の人間にとってクリエイティブの世界の人とのおしゃべりは、私達にはない新しい熱量を生み出し、そして右脳への栄養ドリンクとなりますねー〜!!
感性価値としてのCMFデザインと貼り箱(パッケージ)の関係
https://www.hakoya.biz/blog/seminar/item_890.html
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【ブランディングって、こういうこと】
ブランディングということをなんとなくわかったような気分で済ませていませんか。ここでは「ブランディングって、こういうこと」と題してやさしく解説していきます。
【新企画コンテンツ】
貼り箱ディレクターである村上誠(村上紙器工業所 代表)と親交のあるクリエイティブに関わる方が、パッケージやデザインに関するアイデア、視点、果てはお互いの考え方や生き方について語らいます。