手創り(Hand Made)は効率化以上の価値
公開日:2019年12月04日(水)|デザイン
手間を掛けること=味わい
先日、マツダ株式会社常務執行役員(デザイン・ブランドスタイル担当)の前田育男氏のお話を聞く機会がありました。
現在、自動車業界でとても注目されているマツダ。特に、欧州車を思わせるデザインは、今の国産メーカーの中では一番の注目です。
元々マツダ車というと、昔だと正直あまりいいイメージがありませんでした。
それがここ数年で「魂動デザイン」というデザイン哲学のもとに、生命感や躍動感のあるデザインへ生まれ変わりました。
そのマツダのデザインを牽引したのが、2009年にデザイン本部長に就任した前田育男氏です。
本質を極限まで研ぎ澄ます
その前田氏のデザイン哲学を、少しでも聞きたいと講演会に行きました。
一時間ちょっとという短い時間ではありましたが、前田氏の魂動デザインの考え方を聞くことが出来ました。
また「手で創る」ことが、実は「効率化以上の価値。手間を掛けること=味わい。」であり、ものづくりはその本質を極限まで研ぎ澄ますことを学ばせていただきました。
まさに、私たちがつくっている商品パッケージ、貼り箱も同じだと感じました。
もちろん大きな自動車メーカーと私たちでは次元が違いますが、魂を込めたものづくりという意味では同じ思いだと感じます。
ブランドをデザインする
マツダのデザイン哲学。
その信念のもとに、作られる自動車。
それは自動車だけではなく、ブランドそのものをデザインします。
同じものづくりをする人間として、その志を胸に私たちも商品パッケージである貼り箱をつくっていきたいですね。
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(まずは、ちょっと電話で聞いてみたい時は 06-6653-1225 担当:村上 誠 まで)
コンセプトカー“Mazda VISION COUPE”に込められた日本の美意識、光と影で造られる造形とは。