コンセプトの言葉/言語化によるパッケージデザイン
公開日:2020年05月06日(水)|デザイン
言語化することでコンセプトが決まる
一般に「デザイン」というと見た目、つまりスタイリング(外側のスタイル)と思われがちです。
もちろんそれもデザインの一つですが、ものごとの意味や考え方をコンセプトとして言葉、つまり言語化することもデザインと言えます。
このコンセプトがしっかりと言語化しているからこそ、商品や企業の基本的な概念が決まります。
人はみな、自分の考えや思いが自分の頭の中にはあるのですが、きちんと言語化されていません。
そのコンセプトを言葉にすることで、誰がみてもその思いや概念を客観的に理解し感じることが出来ます。
そう。言語化することがとても大切です。
誰がみても、わかるように。
自分たちは一体何者で、何のために存在しているのか?
それがはっきりとわかれば、自分たちの進むべき方向はもちろん、お客様からみて「この会社は、何をする会社なのか?」「顧客に何を届けようとしているのか?」が可視化されます。
「言葉」でデザイン出来ていれば、それを見える「カタチ」にすることが出来るのです。
コンセプトから考えるパッケージデザイン
例えば以前、弊社でデザイン/製作させていただいたソフトウェアのパッケージ、貼り箱があります。
その商品コンセプトは、「上質感」。
業務用の企業セキュリティーのソフトウェアでした。
企業セキュリティーに関してとても信頼性のある商品で国内の上場企業や金融機関にも多く使われていて、単純に「高級感」とはちょっとニュアンスが違います。
高級感よりももっと「上質」なものじゃないかという意味合いから、このコンセプトになりました。
このコンセプトから、貼り箱のパッケージデザインを企画しました。
パッと見の豪華さではなく、できる限りシンプルで美しく、紙の素材感と色を活かしたデザインです。
ご依頼いただいたデザイン会社様、そしてクライアントのメーカー様にも大変好評でした。
ブランド価値を可視化し、そして何より売上げアップにも多いにつながりました。
言葉でデザインするパッケージ/化粧箱。
あなたも、そんなパッケージをつくってみませんか?
“上質感”がコンセプト、シンプルで美しいソフトウェアパッケージ(貼り箱)
https://www.hakoya.biz/item/equipment/item_803.html
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