ブランドの魂とコンセプトはパッケージ/パッケージデザインの細部に宿る。
公開日:2018年09月11日(火)|デザイン
まさにそのタイトル通り、貼り箱は奇をてらったものではなく素材感や仕上げのディテールをきちんと作ることで、上質感のあるパッケージに仕上がります。
弊社では、基本的に六角形など変形の貼り箱は製作していません。
技術的なことや価格のこともあるのですが、ぱっと見で目を引くというよりも「美しい普通」の貼り箱が理想です。
美しい普通とは、初代フィアット・パンダや初代フォルクスワーゲン・ゴルフのデザインを手がけたカーデザイン界の巨匠、ジョルジェット・ジウジアーロ氏のいわばデザイン哲学。
これらの車は一見飛び抜けてすごいデザインではないけれど、発売から30年以上経っても色あせない、とても美しい本質的なデザインなのだと思います。
そして貼り箱は、サーフェイス(表面)を構成する「COLOR(色)、MATERIAL(素材)、FINISH(仕上げ)」の3つの要素(CMFデザイン)によって、パッケージの質感を大切にしています。
CMFデザインはコピーやビジュアルではなく、貼り箱そのものの“表情(サーフェイス)”から美しさやグレード感、そして商品の存在感を言語を介さずに語ってくれます。
美しくどことなく色気や艶っぽさを感じさせるデザインで、手にした人にとって感動すら感じてもらえる商品イメージを、“感性”に訴えかける貼り箱を私たちはつくっていきたいと考えています…。
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