パッケージにとって顧客が体験する価値(CX)とは?
公開日:2018年08月12日(日)|デザイン
モノ(パッケージ)づくり × コト(体験)づくり
それは意匠としてのデザインだけではなく、UX(ユーザーエクスペリエンス:User Experience)デザインを意味します。
つまり貼り箱の持つ技術やスペックだけではなく、ユーザーが貼り箱(パッケージ)に触れたり〜フタを開けて商品を取り出すときに感じる、“ワクワク、ドキドキ感”や“安心、心地よさ”といった「顧客が体験する価値(CX:カスタマーエクスペリエンス)」を提供させていただくということです。
例えば今、注目されている家電メーカー・バルミューダの「ザ・トースター」は、まさにUXデザインされています。パンを焼く時に水蒸気を利用することで、自宅に居ながらまるでパン屋さんが焼いたようなふっくらした美味しいトーストが食べられる。
パンは朝食として食べられることが多いですが、毎朝プロが焼いたような美味しいトーストが自宅で食べれたら、「今日も一日、頑張れる〜!!」と幸せな気分にしてくれます。
これはトースターという“モノ”ではなく、この感動的とも言える“コト(体験)”を提供することで、2万円を超える価格にも関わらず、すごく売れているそうです。
単にスペックの良さではなく、使う人(顧客)の感性に響く「体験(UX)」をデザインし、モノを通して売っていると言えます。
そこには、“人間中心設計(HCD:Human Centered Design)”の概念があります。
製造業では「モノ中心」になるので、それには効率やスペック、コストなどが関係しますが、「人間中心」になるとワクワクやドキドキ感、心地よさといった人間の感性(感情)が関わってきます。
これらは別の軸(ベクトル)なので、本来は相入れないものです。
まさに「言語が違う!!」感覚ですが、もしそこに翻訳者がいれば、お互いのメッセージを伝えることが出来ます。
その役割を果たすのが、私たちのつくる「貼り箱」なのです。
スペックではなく貼り箱を手にしていただく「顧客(人)」を中心にした、モノづくりのプロセスという考え方です。
私たちは“モノ(貼り箱)”からCX(顧客が体験する価値)を通して、「ブランド価値を高める」という目には見えない“コト(体験)”をお届けしたいと考えています……..。
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