「唐紙」の貼り箱
公開日:2009年10月12日(月)|展示会
お世話になっている株式会社ランデザイン浪本さんよりお話をいただき、10/14〜16に東京ビックサイトで行われるプレミアム・インセンティブショーに、弊社制作の「貼り箱」を展示していただくことになりました。
あぶらとり紙の商材に強い三宝紙業さんのブースにて、カラーあぶらとり紙を使ったパッケージの中のひとつです。
会場にお越しの方は、是非ご覧ください。
木版を使って、和紙に雲母(キラ)や絵の具で美しい文様を写し出す「唐紙」。
「唐紙」といえば、京都「唐長」が有名ですが、その「唐長」から最近独立されたかみ添の嘉戸さんと、デザイン・コーディネートをしていただいた株式会社ランデザインの浪本さん、村上紙器工業所の貼り箱技術とのコラボレーション。
嘉戸さんの描く現代的な紋様をベースに、浪本さんが洗練された色彩感覚を元に唐紙や中に入る「あぶらとり紙」の色合いを組み合わせました。
貼り箱は、素材から構造や使いやすさを吟味して「ブック式」を採用しました。
貼り箱としては、かなり薄い厚みにして見た目にも「スマート感」を演出、フタを開けた「見返し」部分には、ポケットを付けています。
写真ではわかりにくいですが、何といってもきらきら光る「唐紙」独特の艶っぽい風合いは、手に取る人の心を揺さぶります。
クリエイター、職人、それぞれの感性がぶつかり合いながら、また
調和していく・・・。
そこには、日本人の「心」が存在しているのかもしれません。
撮影:浪本氏(株式会社ランデザイン)