クライアントの魂、思いを混ぜることで新しい貼り箱が生まれる
公開日:2018年11月25日(日)|貼り箱
混ぜているのはスピリッツ、作り手の思いであり魂
週末、行きつけのBARカウンター。バーテンダーさんに私のいつもの一杯をお願いする。
マンハッタンは、カクテルの女王といわれる深紅で甘口のカクテル。といってもウイスキーベースにスイートベルモットとアンゴスチュラビターズ、ステアしてチェリーを飾る。アルコール度は結構強いです。
でもそんな美しい一杯が、日頃の疲れを癒してくれる。幸せなひととき。
カクテルは、シェイカーやミキシンググラスの中でいろんな酒を混ぜ合わせます。しかし、混ぜているのは単なる酒ではありません。それはスピリッツ(Spirit)、作り手の酒に対する思い「魂」です。
そんな一杯だからこそ、体だけでなく疲れた魂を癒してくれる。
そして自分を見つめ直し、いろいろなことを教えてくれます。
BARのカウンターは人生の勉強机。……と言われる所以です。
(島地勝彦 著より)
貼り箱も、それに似ていると感じます。
クライアント様の商品に対する思い、魂を貼り箱というカタチにする。それはコンセプトであり、クライアント様の考える本質的なものを貼り箱として表現します。
それはグラフィックやコピーを中心とした、一般的なビジュアル的なパッケージデザインではありません。貼り箱の本質を表す、素材による表現です。
見たり触ったりしたときに感じる感覚的なもので、説明するものではありません。
人の心が、直感的に感じるデザインと言えます。
CMFデザインと呼ばれるもので、色、素材、仕上げによって機能性やスタイル、美しさやグレード感など、商品コンセプトをそのモノ自身に語らせることができます。
ある意味ビジュアルでの表現力より、「感性」としての説得力があるかもしれませんね。
そこが貼り箱を、貼り箱たらしめているところです。
そんな貼り箱を、ブランディングツールのひとつとして使ってみたはいかがでしょうか
感性価値としてのCMFデザインと貼り箱(パッケージ)の関係
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撮影協力:BAR Bottoms-up