パッケージデザイン、コト付きのモノが求められる時代
公開日:2020年07月01日(水)|貼り箱
3年前のものですが、私がパッケージデザインになった石鹸「CotobaDama」です。
モノ消費からコト消費へ。と言われて久しいですね。
これからのニューノーマルの時代。D2C(Direct to Consumer)でもいわれていますがスペック重視のモノ(モノづくり)ではなく、そのブランドの世界感がわかる「コト付きのモノ」が求められる時代になるのかもしれないです。
その中で、化粧箱やパッケージデザインが果たす役割は、今後大きくなっていきます。
CotobaDamaのコンセプトは、「ヒトに言葉を届ける」。
それが、CotobaDama(男性向け洗顔石鹸)の中心にあるコンセプトです。
石鹸は、そもそもヒトの体の汚れを落とすためにあるモノ。
確かに、モノとしての機能は、そうかもしれませんが、本当にそれだけなのでしょうか?
石鹸は、毎日、ヒトのそばにいます。洗面台やお風呂場など、ヒトが過ごすプライベートな空間で、ヒトの心の声を聞いています。
例えば、一日の始まり。
出勤準備に顔を洗ったサラリーマンが心の中で、「今日もがんばるぞ!」と呟く声を。
例えば、頑張ったんだけど、なぜか上手くいかない事があった一日の終わりに呟く「あ〜、今日はダメだったな?」を。そんなヒトの心の呟きを、ヒトのそばで聞いている石鹸がいます。
そう考えた時、「ヒトに言葉を届け、そっと励ます、応援する」そんな石鹸があってもいいと思いました。モノの価値だけでなく、コトを提案できる石鹸として。
ヒトに言葉を届ける石鹸。
それが、CotobaDamaのコンセプトです。
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村上部長の言葉 STORY 01
ある夜 村上部長に連れられて訪れたバー
そこで、僕の背中を押してくれたのは部長からの、あの言葉だった。
その日、僕は行き場のない怒りを抱えていたんです。
それは半年前から関わってきたプロジェクトが、得意先の一方的な都合で白紙になってしまったから。
お店のムードを無視し、自分勝手な愚痴を撒き散らす僕。
それをやさしい眼差しでただじっと聞いていた村上部長が、次の瞬間、こうおっしゃったんです。
「愚痴は君の評価を下げる。だから、あまり言い過ぎるなよ」
その言葉で、われに返った僕。
プロジェクトが白紙になってしまった事を他人のせいにして、
自分だけが被害者面していたのかもしれないって。
急に恥ずかしくなって、俯いていた僕の前に、差し出されたのは「ソルティードッグ」顔を上げると同時に、村上部長が何気なくつぶやきました。
「そんな日もあるよ」
月並みだけど、すべてお見通し。
そんな村上部長からの言葉でした。
ご購入は、こちらから。
https://store.shopping.yahoo.co.jp/hiarundama-store/cotobadama.html
CotobaDamaは男性用洗顔石鹸です。
だけど、CotobaDama石鹸にはメントールによる激しい爽快感や毛穴の奥からごっそり汚れを取り去るような強いさっぱり感のどちらも、ありません。
あるのは、やさしい洗い心地、ビターで甘すぎない大人なフレグランスと、プニプニと柔らかい感触。
そして、心のもやもやをすとんと落とすような言葉です。
瀬戸内で採れた天然ミネラルソルトとレモンを配合。
そして甘さの中に引き立つグレープフルーツのビターな芳香。
まさに洗顔のソルティードッグ。
ギラつく皮脂が気になる方へ
若気の至り肌を引き締める、大人の男石鹸。
予測不能なヒラメキ
株式会社みやびコスメティックス
http://cotobadama.com
総合プロデュース:情熱の学校 http://jounetsu.jp
WEB制作:株式会社マーブル
ビジュアルデザイン:有限会社ユース http://u-th.jp
出演:村上誠(村上紙器工業所)http://www.hakoya.biz
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