パッケージ/化粧箱としての佇まいとは?
公開日:2025年01月09日(木)|貼り箱
最近、パッケージ/化粧箱はとても多様化しています。
商品のパッケージは箱だけではなく、缶やガラス瓶もそうですし、PET(ポリエチレンテレフタレート)、アルミ箔、ポリプロピレンなどのパウチ袋。
紙製パッケージでも、段ボール箱やトムソン箱(組み箱)、紙管(円形の筒状)やVカットなど多義にわたります。
最近は、その中でもiPhone箱の影響もあり、Vカットのパッケージが注目を集めています。
見た目の一番の特徴は、「角が直角」なこと。
貼箱とは単純にそれだけの違いのようですが、作り方が根本的に違うためカタチだけでなく、フタの開け締めの仕方や構造的に貼箱とは違った「ギミック」が可能です。
それらは貼箱に求められても、物理的に製作が出来ないためお断りすることも。
弊社のつくる貼箱は、主にCMFデザインを中心とした制作方針になります。
CMFとはモノのサーフェイス(表面)を構成する3つの要素、COLOR(色)、MATERIAL(素材)、FINISH(仕上げ)を差し、CMFデザインを的確に使えば、機能性やスタイル、美しさやグレード感など、商品コンセプトをそのモノ自身に語らせることができます。
この考え方は欧米のデザイン業界では一般的で、「CMFデザイナー」という職種があるほどです。
CMFデザインは、色や素材の選び方、そして職人による箱のディテールを丁寧に仕上げることで、言葉で説明出来ない佇まいのようなものを感じる貼り箱です。
つまり、基本的にオーソドックスでクラシカルな貼り箱が主体で、奇をてらったものは製作していません。
同じ貼り箱でも、貼ってある素材によって見え方はもちろん、実際に手に持ったときの質感や手触り感が人のこころを動かします。
ギミックを含めた機能的なパッケージを望まれるのか、それとは違った佇まいという非言語領域的なパッケージを求められるかによって違ってきますね。
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