パッケージ/貼り箱のサイズって、何が基準?
公開日:2025年01月30日(木)|貼り箱
一般的に箱のサイズは箱自体の外寸法を測ります。
お客様から寄せられるお問い合わせでも、箱の外側のサイズを言われることが殆どです。
トムソン箱(組み箱)ならそれでもいいんですが、私たちがつくる貼り箱(はりばこ)は基本的に内寸法が基準になります。
何故なら、貼り箱とトムソン箱(組み箱)では構造と紙の厚みが根本的に違うからです。構造でいうと、1枚のボール紙で作られることが多いトムソン箱(組み箱)では、紙のすぐ内側に商品が入ります。
しかし、貼り箱だと一番シンプルな「かぶせフタ式(C式)」でもミ(下箱)とフタ(上箱)があり、他の「ブック式」や「インロー式」などでも構造的に箱の外側より商品が入る部分は内側に小さくなります。
おまけに紙の厚みは、トムソン箱(組み箱)では一般的に約0.3〜0.5mm程度しかありませんが貼り箱だと約1〜2mm。それが何重にもなるので、外寸法と内寸法(商品が入る部分)の差が約10〜15mmくらい違うことも普通にあります。
内寸法を意識するとサイズ感がスムーズに伝わる
例えばTシャツなど衣服ならサイズの差は融通が利きますが、形状が決まった商品だと10mmも箱が小さいと当然入りません。
ですので、貼り箱では必ず「内寸法」が基準になります。
お問い合わせのときは、内寸法を意識してサイズを仰ってください。それだけで、お話がスムーズに進みます。
普段、内寸法と外寸法なんて全く意識することがないと思いますが、パッケージにはとても大切な概念です。
どうぞ、よろしくお願い致します。
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