「世界報道写真展2011」
公開日:2011年08月14日(日)|貼り箱
昨日、「世界報道写真展2011」へ行ってきました。
世界中の10万8千点を越える作品応募の中から、今回は「ニュースの中の人々」「スポーツ」「現代社会の問題」「自然」など9つの部門で、のべ54人の写真家が入賞しました。
一般的に“写真”といっても、世の中には様々なものがあります。
自分の子供などを撮ったの「家族写真」、広告に使われる「商業広?告写真」、
「女性ポートレート」や自然を撮った「ネイチャーフォト」などなど・・・。
その中でも「報道写真」は、世の中で起こっている真実を切り取ったモノです。日本の報道は、国内に関してはまだそれなり報道しま?すが、特に海外のことについてはあまり報道されません。
新聞などを見てもわかりますが、国際報道に関しては殆どされないといってもいいくらいです。
そして何よりも「実際に何が起こっているか」というのは、これだけメディアが発達した時代でも、見事なくらいに映像は出て来ませ?ん。
特に「残虐なシーン」などは、基本的に全てカットされます。もちろん、一概にそれが悪いわけではありませんが、国内ではそれらを知るチャンスは殆どないのが実情です。
しかし実際には、今でも世界中で紛争があり、素敵なことがある以上に悲惨なことも起きています。日本人は、そういうことに殆ど無関心で、マスコミも「臭いものにはフタをする」という慣習がまかり通っています。
世界報道写真展は、現在の世界の現実を見せてくれる貴重な空間です。
世界の今を知りたい方や、写真に興味のある方は必見の展示会。
丁度夏休みですので、親子で行くのもいい勉強になるかもしれませんね。
http://www.asahi.com/event/wpph/