新しくて古いレンズ!?

公開日:2014年04月22日(火)音楽・写真

しばらくブログも更新していないので、仕事とは直接関係ないですが「レンズ」ネタを・・・w。

弊社の「貼箱」写真は、基本的に自社で撮影しています。
数ある貼箱サイトの貼箱写真としては、他社とは“魅せ方”が全く違います。
一般的には、「商品」写真として全体がわかるように撮るのが普通ですが、貼箱の“イメージ”を伝えることに重点を置いています。
単なる「カタログ写真」として“モノの姿”ではなく、その貼箱の持つ“イメージ”をどう表現できるかを考えての撮影です。

お客様からも、「村上さんところの貼箱の“写真”が、よそと全然違います!」としばしば言っていただくことも・・・。貼箱の良さを知ってもらうには、“魅せ方”も、とても大切です。

その意味では、自社において「写真」はとても重要で、カメラの「レンズ」はいわば「設備投資」に匹敵します。

今回使ったCarl Zeissの広角〜中望遠のレンズ3本は、全て約20〜30年くらい前のものですが、最新設計のレンズに引けを取らない描写でした。
今後の「貼箱」撮影にも、活かされることでしょう・・・。

先週土曜日に、「空スタジオ」さんの撮影会に参加させていただきました。
写真は銀塩時代から30年くらいやってますが、モデルさんの撮影会は初めてでした。どうなるかと思ってましたが、緊張しながらも何とか撮影させてもらいました。
最近は「自社の貼箱」ばかりで、ポートレートって中々撮る機会がないんですが、いい経験をさせていただきました。
ご指導いただいたカメラマンの野村浩二さん、今回モデルをしていただいた、あずりなさん、そして一緒に参加した方々に感謝です。

レンズごとに、写真をアップします。

まずは、Carl Zeiss Distagon 1.4/35。広角系としては、大きく重い大口径レンズです。
35mmレンズの最高傑作という噂もありますが、最近購入して使うのは今回が初めて。およそ30年近く前の代物ですが、その描写は想像以上でした。
開放値F1.4ですが、F2.8あたりから恐るべき鮮鋭度を発揮し、コントラスト、シャープネス、トーン、色・・・どれ一つとっても素晴らしい描写でした。
素人の私でさえこれだけの描写ですから、プロが撮ると恐ろしいほどの写真になるんでしょうね〜。とにかく理屈では語れない、雰囲気のある描写でした。

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続いて、Makro-Planar 2.8/100。
マクロレンズですが、100mmとして常用でも使えます。
立体感、透明感のあるその描写は、いい感じになってます。

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そして最後は、Planar 2/135。
世界の最優秀レンズの内の一本と言われるだけはあります。

Planarなので甘口ですが、カラーバランスに優れ開放付近での華やかで柔らかいその描写は、ポートレートには最適です。
この135mmを5群5枚で構成する設計とは、どんな思想から来ているのかとても興味深いところです。

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