新しいものは古いものからしか生まれない

公開日:2025年03月31日(月)セミナー・勉強会

セルフジャッジメントは自己満足か
ミニ広告井戸端会議
ミニ広告井戸端会議の様子(写真は別日です)。

新しいものは古いものからしか生まれない

いつもお世話になっている大先輩の言葉です。

弊社のキャッチコピー「意思を運ぶ箱。」を作っていただいた、コピーライター/クリエイティブディレクターの田中有史さん。田中さんが時々開催されているミニ広告井戸端会議。
広告=コミュニケーションとして、お題を出していただいてそこから田中さんと参加者が様々な話しを展開。気づきを得ていくセミナーではない座談会というか、まさしく小さな井戸端会議です。

私は製造業ながら、主にクリエイターが参加される中に混じっていつも勉強させていただいています。今回は建築や広告業界のデザイナーやカメラマンなどクリエイターをはじめ、マーケター、紙芝居士、魚屋&エステティシャンなど、多彩な参加者から様々なお話を聞かせていただきました。

いつも、大いなる刺激をもらっています。今回のお題は、「セルフジャッジメントは自己満足か」。人や立場によって、いろいろありそうですね。笑

クリエイターズネットワーク、田中有史
田中有史さんとの対談

クリエイティブの世界でいうと、デザインやコピーなどつくることよりもそれらの中から「選ぶ」ことが何よりも重要といいます。クリエイターとして、選ぶこと(ジャッジ)がすごく難しい。作品としての質とかではなく、クライアントにとって本当に大切なこと、課題解決になるものを選ぶことです。
そこを間違えると、せっかくつくったクリエイティブも意味がなくなりますからね。

それがウチのような製造業になると、また違ってきます。どうしても受注生産という立場上、お勧めの提案はするものの、最終的には顧客の考えや好みが優先することも多くあります。どうしても「これがいいです。これにしましょう。」とはなりません。

特に相手が担当者レベルの場合、上長に決裁権があるのでエビデンスを求められることが多々あります。それもあって、友人のデザイン会社の社長の助言から数ヶ月前に「パッケージ/貼り箱のご提案書」なるものを自分なりにつくりました。弊社の貼り箱に対する考え方みたいなものを言語化しました。

素人がつくったものなのでどこまで効果があるかは難しいところですが、資料があれば上司に提案するときの手助けにはなると考えます。最近は、問い合わせのあった顧客向けにお渡ししています。ある意味、セルフジャッジメントを「言語化」することで顧客に伝わりやすくなるかもしれません。

石岡瑛子、細谷巖、古典に学ぶ
伝説的アートディレクターの石岡瑛子さんと細谷巖さん

古典に学べ

主催の田中有史さんがよく言われていますが、クリエイティブについては「古典に学ぶ」ことが大切だと。それは、「新しいものは古いものからしか生まれない」から。最近は、広告クリエイティブ関係の本を読みます。それも結構、昔活躍された方のクリエイティブです。
クリエイティブだけでなく、製造業においても昔と今ではアプローチの仕方が変わっています。

近年は技術が進んだこともあって、表層的なアプローチが多いと。今はAIやソフトウェアなどツールがすごく発達しているので、それらを使うことで表現は出来ますからね。古典というアナログで人が考え、つくることが一番基本になるのです。

本質的なものごとの積み重ねが、重要なセルフジャッジメントにつながるのでしょう。まだまだ、勉強です。

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【ブランディングって、こういうこと】
ブランディングということをなんとなくわかったような気分で済ませていませんか。ここでは「ブランディングって、こういうこと」と題してやさしく解説していきます。

ブランディングって、こういうこと
井戸端会議のあとは、ウイスキーハウスで歓談です。

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