和綴じワークショップ
公開日:2009年04月27日(月)|ワークショップ
先週の土曜日、小野商店河手さんの計らいで、「和綴じワークショップ」に行って来ました。
参加メンバーは、扇町マテリアル会議の仲間でデザイナーや製造業の人たちです。
ご夫婦お二人で営んでおられる小さな「製本屋さん」ですが、昔ながらの手作業による「和綴じ」などを行なっておられます。
私も製本のことは良く知らないのですが、今回初めて「和綴じ」を経験することが出来ました。
紙に穴を開け、糸で縫っていくという単純な作業ですが、「製本」の基本的な作り方なのだと感じました。
それも、完全に手作業によるものです。
ワークショップの良さは、その道のプロの方に指導していただきながら、我々素人でも「モノ」を作り上がられるということです。
弊社でも「貼箱製作ワークショップ」を行ないましたが、参加する方々は初めての体験で「難しさ」、「楽しさ」、「ワクワク感」を感じながら、「作りあげる充実感」を体験できます。
もちろん参加するのはとっても楽しいのですが(笑)、迎え入れる方は企画や準備など、多くの労力が伴います。
でも、参加した方々の満足そうな顔を見ると、ワークショップをして良かったと感じて、しんどいのにまたやってしまうのです(瀑)。
今回は何も考えずひたすら楽しめて、本当に楽しかったです。
企画、準備をしていただいた小野商店の河手さん、そしていろいろとご指導いただいた、はぎの製本印刷所の萩野さんご夫婦に感謝致します。
有り難うございました。
デザイナーにとっても、製造業にとっても、モノづくりの良さを感じたワークショップでした。
また、今回とっても興味深いものを発見しました。
はぎの製本印刷所さんの二階に、ずらりと並んだ「活版(凸版)」の棚。
本では写真で見たことがありますが、本物を見るのは初めてです。
これらは「印刷用」かと思いきや、何と「箔押し」に使うものだそうです。
現在では、ロゴなどの版下からそれぞれ個別に作るのが普通ですが、ここではこれらの活版を組んで版を作っているそうです。
これだけの活版が、棚に並んでいる姿は圧巻でした。
見た瞬間、ジャーナリスト魂に火が着いたのか、知らず知らずのうちに数百枚もシャッターを押してました(笑)。