ポップアート作品のパッケージ、貼り箱
公開日:2022年05月27日(金)
ポップアート(POP ART)作品を中心に、貴重なコレクターズアイテムなどを扱われているギャラリー様からご依頼いただいた貼り箱です。
NFT作品を収納する箱を、作ってくださいと来られました。
私はアートについては全然詳しくないのでよくわかりませんが、NFT(非代替性トークン)とは仮想通貨に使われている技術を使ったデジタル・アート作品のことだそうです。
そして、それをプリントしたものを収めるパッケージです。
貼り箱自体は、ブック式を採用。
全体は「黒」をご希望でしたが、部分的に「赤」を入れるだけで違った見え方になることをお伝えして、最終的にこの仕様になりました。
すべて「黒」もいいのですがポップアート作品を収納するので、ちょっとした色気をまとわせてみました。
黒と濃い目の赤という組み合わせはまさに大道のコントラストですが、作品を引き立てるにはとてもシンプルな色使いですね。
これはプロダクトのサーフェイス(表面)を表すCMFデザイン(Color:色/Material:素材/Finish:仕上げ)と呼ばれるもので、機能(スペック)だけではない感性価値を生み出すものです。
貼り箱で使われる素材、つまり表面に貼る紙の質感や色の組み合わせ。さらに、それらを手加工によってディテールを丁寧に仕上げるやり方です。
大切なアート作品も、こんなパッケージに入るとまた輝きを増すのかもしれません。
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撮影:EOS R6 +RF24-105mm F4 L
Photo by Makoto Murakami(村上紙器工業所)
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