D2CブランドTシャツ、高級パッケージ/化粧箱
公開日:2023年07月17日(月)
シンプルなデザインこそ
神は細部に宿る
D2CブランドのTシャツ用に作ったパッケージ・化粧箱です。
シンプルなデザインでありながら、高級感と上質感を兼ね備えたパッケージ/貼り箱として、企画・製作しました。
形式は、一般的なC式(かぶせフタ式)で貼り箱としては一番多くみられるカタチです。
ぱっとみると、何の変哲もないよくある箱です。しかしそんなシンプルなパッケージこそ、本質的な品質の差が表れます。
オーセンティックBARでいうと、一杯目によく呑まれるジントニック。ジンとトニックウォーターとライムでつくる、最もシンプルな代表的なカクテルです。簡単なレシピなのである意味、誰でもつくることが出来ます。
しかしすごくシンプルが故に、微妙な違いのバリエーションがあり味わいも様々。作り手のバーテンダーにとって、味の善し悪しがよくわかります。
つまり、シンプルなものほど誤魔化しが効かないということでもあります。
その意味でこのC式の貼り箱/化粧箱は、素材選びから企画・製作まで、クライアントと打ち合わせを重ねて決めていきました。
一見シンプルなデザインのC式ですが、iPhone箱にみられるように箱の角を直角にしています。
これは通常「Vカット」と呼ばれる加工方法を使いますが、弊社では設備的にその加工が出来ないため、擬似的なやり方で直角を出しています。
一般的な貼り箱は直角ではないのですが、最近はiPhone箱の影響でこの形状が好まれることがあります。
静まり返った黒
凛とした漆黒の化粧箱
そして素材(紙)ですが、黒い紙は「スーパーコントラスト(スーパーブラック)」を使っています。今までにない深い黒で、まさに漆黒の闇のような純粋な黒です。コットン40%以上の配合。ただし、紙表面は擦り傷が目立ちやすいため、どうしてもリスクは伴います。
はじめて貼ったスーパーコントラスト(スーパーブラック)ですが、擦り傷のリスクはあるものの、素晴らしい仕上がりになりました。
最初に展示会でお披露目されたようですが、商品のTシャツとともにお客様から今回のパッケージも絶賛されていたそうです。
お客様はかなりの洋服好きな方が多く、Tシャツとパッケージがうまくターゲットに刺さっていたようです。
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撮影:EOS R6 +RF24-105mm F4 L
Photo by Makoto Murakami(村上紙器工業所)
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