商品企画から関わった育毛美容液パッケージ(サンド式)化粧箱
公開日:2016年06月14日(火)
パッケージは商品の“顔”
商品の企画開発から考えるパッケージ
最近は男女ともに、抜け毛、薄毛などの頭皮トラブルで髪の悩みをかかえておられる方が多いと聞きます。
美容室などでも、頭皮用の美容液(化粧水)が販売されているそうです。
今回のパッケージ(貼り箱)は、ヒト幹細胞培養液を使った頭皮用美容液、スカルプケアの高級品です。その新商品のために、つくらせていただきました。
高額商品のため一般的な店頭販売や通信販売などではなく、美容室やサロンなどで美容師さんがお客様へ直接、説明やカウンセリングを行い、販売されるというものです。
パッケージには当初から悩まれていたようで、これらの商品は通常「トムソン箱(組み箱)」を使うのが一般的です。
こちらの美容機器メーカー(シャンプー、スキンケアなどの美容液を含む)さんも、他の商品では「トムソン箱」を使われていました。
しかし今回はかなり力を入れて企画、開発、そして販売されるにあたり、商品に見合うクオリティーのパッケージにしたいとのご希望で、企画担当の方が弊社を探し当ててくださいました。
貼り箱の形式は当初「C式(かぶせフタ式)」と「インロー式」で思案中でしたが、ご予算の関係で「C式」になりつつありました。
その後、企画、営業、デザイナー、コンサルタントの方々と打ち合わせする機会があり、商品の企画構成からやはり「インロー式」の方がよいのでは?との話が持ち上がりました。
貼り箱が醸し出す特別感が、商品の本質を表す。
その時コンサルタントの方から「この箱(インロー式)の方が、特別感、メディカル感、効果がある感じ….。」との言葉をいただき、デザイナーの方も同じご意見でした。
そこで、企画と営業の方が会社を説得し予算確保、最終的にはこの「インロー式」の貼り箱に決まりました。
私もそれを横で聞いていて、すごく説得力のあるお話だと感じました。
そうした様々な人の思いがカタチになり、パッケージを含めたこの商品となったのでした。
販売前から社内はもちろん、新製品発表会での取引先の評判もとてもよいとのことで、デモ用として営業マンの方々全員がパッケージを持って回っておられます。
「中身(商品)はもちろんですが、やはり見た目(パッケージング)や手にした時の印象が購買意欲にも繋がるので、今回お願いして本当に良かったです。」と、企画担当者から嬉しいお言葉を頂戴致しました。
弊社としても貼り箱というパッケージ(化粧箱)を介して、商品とお客様とのつながりを生むことができるのは、とても誇れることだと思います….。
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パッケージデザインは、商品の企画開発と同時進行が基本です。
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撮影:
EOS 6D + Makro-Planar T* 60/2.8、Makro-Planar T* 100/2.8
Hasselblad 503CX + Makro-Planar CF 120mmF4
Photo by Makoto Murakami
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