自然派食品ブランドのプレミアムなギフトボックス、化粧箱、パッケージ
公開日:2019年08月15日(木)
グルテンフリー(小麦などのタンパク質からつくられるグルテンを含まない)やローカーボ(低炭水化物)など。
食生活の多様性に対応した食品を製造販売をしている食品メーカー様からご依頼いただいたプレミアム朝食ギフトボックスの貼り箱/パッケージです。
フタをあけたときの喜びを家族と語り合う、
素敵な大人女子に贈りたい、“洗練された朝食ギフトボックス”。
百貨店(デパート)より、お中元やお歳暮用ギフトセットの提案をいただいたそうです。
そこでインターネット検索し、「御社の洗練されたシンプルな貼り箱を拝見しました」とご連絡をいただきました。
ブランドのターゲットは、洗練された大人の女性
そこで、紺色の紙を貼ったシンプルな貼り箱が出来上がりました。
内容は、ケトクラッカー(ナッツや種などのグルテンフリークラッカー)が数枚とギー(バターオイルの一種)。
ケトクラッカーは薄い板状のもので、これだけだとかさ張りませんがギーの瓶が入ります。
逆に箱は最低限「瓶」の高さ分が必要、しかしケトクラッカーは薄い。
箱の中の商品を固定(はめ込む)する部分を「ゲス(または中ゲス)」といいますが、実はケトクラッカーのような板状の薄いものほど固定するのが難しいのです。
ある程度「厚み」のあるものは、ゲスの穴があけてある部分にはめ込めるのですが、薄いものだとちゃんとハマりません。
そこで今回は「ギー(瓶)」のみをゲス(コートボール)にはめ込み、ケトクラッカーはゲス横の空間にペーパークッション(ペーパーパッキング)を敷くようにしました。
ペーパークッションは、形状やサイズが全然違う商品を一緒に入れる場合や、今回のように薄いものを入れる場合にはいいですね。
貼り箱は、箱本体の仕様やデザインも大切ですが、商品を納める「ゲス」も貼り箱と同様にとても重要な要素です。
いかに商品を箱の中に収め固定するか、そして機能だけでなく見た目も美しくブランド価値を高められるかが問われます。
一般的に貼り箱、トムソン箱(組み箱)を問わず化粧箱のゲスは「紙」を使ったものがほとんどです。
以前は高級品の箱では、ボール紙でゲスを作ってその上からサテン(繻子)を張ったサテン・ゲスが多かったですが、時代の流れなのか最近はとても少なくなりました。
サテン・ゲス(布ゲス)の貼り箱事例
<美しいシルエットのハイヒール・ブランドを伝えるパッケージ>
あとは弊社ですと、ウレタン・ゲスをよく使います。
これは中に入る商品が変形でもウレタン自体を木型で抜くので、商品形状にフィットしたゲスが作れること。
そして何よりも、商品に当たる面が大きいので固定しやすく、ウレタンのクッション性でより保護しやすい点です。
ただウレタンは種類にもよりますが紙に比べると高価で、特にサイズ(縦横と厚み)が大きいとどうしても費用がかかります。サイズが小さければ、費用的にはそれほどでもありません。
このあたりは費用面と見え方、そしてウレタンが最適かどうかという判断になりますね。
ウレタン・ゲスの貼り箱事例
<製品のブランド価値を高めてくれるパッケージ、化粧箱の存在>
HEAYS PANTRY ヘイズパントリー
https://www.heayspantry.com/
グルテンフリー、低糖質、ベジタリアンなど食の多様性に対応した食品を提供し、そのれぞれの個性に寄り添ったライフスタイルを提案していくフードブランド。
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工房での製造風景です。
ハンドメイドで、ひとつひとつ丁寧につくられています。
撮影:EOS 6D +Makro-Planar T* 60/2.8+ EF24-70/4L
Photo by Makoto Murakami
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