信頼感と高級感のある医療機器パッケージ/化粧箱
公開日:2020年06月23日(火)
老人ホーム経営や介護施設向けシステムなどを手掛ける企業様より、ご依頼いただいた医療機器の貼り箱です。
医療機器で高額ということもあり、商品ブランドとして安っぽいパッケージには入れられない思いから、パッケージの検討をされていました。
中身は機器本体と、それとパソコンをつなぐUSBケーブル、取り扱い説明書です。
イメージとしてはiPhone箱のようなものを考えていますとのお話でしたので、全体として爽やかなパール、白をベースとした色調で高級感のあるデザインを提案させていただきました。
表面のロゴは、プラチナ金(シルバーに近い、落ち着いた上品な金)の箔押し。
全体として、キレイにまとまった貼り箱になりました。
お客様にも気に入っていただき、業界的にも今までにないパッケージ、化粧箱となりました。
最近、「iPhoneのような箱が欲しいです」との問い合わせが多くなっています。
高級感があり、キレイな箱=iPhoneの箱。
このイメージが、世間的にも定着しつつあります。
でも実は「iPhoneのような箱」をどう解釈するかは、人によって様々です。
ホントに、iPhone箱とほぼ同じ仕様を求める方。
特にフタとミ(下箱)との嵌合(かんごう)がシビアで、まるで茶筒を思わせる空気のヌケ感を再現したい方。これが、一番難しい。
あとは、表面のマット感。
これは紙の表面にマット・フィルムを貼っているので、こういう質感になっています。
iPhone箱は膨大な数で大量生産されていて、それだけの費用をかけて製造しています。
小ロットで再現するのは、現実的に簡単ではありません。
現実的に、設備や技術面のことがありますから。
また人によっては、あくまでもイメージとしてiPhone箱(=高級感があり、キレイな箱)みないた化粧箱を求めるお客様もおられます。
人によって、イメージの解釈は様々ですね。
iPhone箱とほぼ同じ仕様は難しいですが、あの高級のあるイメージをパッケージデザインとして再現出来ます。もちろんその思いと、現実的なご予算は必要です。
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撮影:EOS 6D Mark II +Canon EF24-70/4L
Photo by Makoto Murakami
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