クリエーター活動拠点 メビック扇町移転<下>(大阪日日新聞)
公開日:2009年6月24日(水)|お知らせ
本日発売の大阪日日新聞「クリエーター活動拠点 メビック扇町移転<下> 自立への岐路」のコーナーで、村上紙器工業所が紹介されました。
内容は、以下の通りです。
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「クリエーター活動拠点 メビック扇町移転<下> 自立への岐路」
「メビック扇町」がある大阪市北区には、デザインや映像、広告、編集などのクリエイティブ関連企業が2千社以上林立し、2万1千人のクリエーターが働いていると推計されている。
インキュベーション機能と並ぶメビック扇町の活動の柱が同地区のクリエーターをつなぐ「扇町クリエイティブクラスター」事業だ。3年半ほど前から、入所企業や周辺企業といった枠を超えて「顔が見える関係」(堂野智史メビック扇町所長)づくりに取り組んできた。
クリエーター自身が市内のクリエーターやモノづくり企業を訪問し、メビック扇町のサイトで紹介したり、展示会やセミナー、業種や世代を越えた座談会「クリエイティブクラスターミーティング」の開催などを実施している。
メビック扇町の“卒業生”で、北区でデザイン会社「ランデザイン」を営む浪本浩一アートディレクターは、「メビックがいらんようになるのが目標ということは理解しているし、得たものも多い」と施設の閉館には理解を示す。しかし「クリエーターたちの活動拠点がいくつか形成されつつある。もう少し時間があれば」と1年前倒しの移転には残念さをにじませる。
「秋に開催する予定の(クリエーターによるイベント)「この街のクリエーター博覧会」を充実したものにすることが大事」と強調し、クリエーター自身がメビック扇町の機能を引く継ぐことを模索する。
メビック扇町が出会いの場となり、異業種とのコラボレーションも始まっていた。
西成区で貼箱(はりばこ)の製造を行なう村上紙器工業所(村上誠社長)は製品を施設に展示していたことがきっかけで、有名カメラマンの作品集のパッケージを手掛けることになる。
クリエーターとのコラボレーションに手応えを感じた村上社長は、デザイナーや企画担当者に製作現場を開放し、素材の使い方や製作工程に触れる機会を提供。
「クリエーターと組むことで価格競争からの脱却を進めている」と話す。
創業支援、クリエイティブクラスターの構築、異業種とのコラボの場。進化を続けるメビック扇町には、今も毎日のように入所希望者からの問い合わせがある。「メビックがつないできたクリエーターの輪」を大阪市からクリエーター自身の手にスムーズにバトンタッチできるのか、次世代のクリエーターたちが見つめている。
(この連載は木下功が担当しました)
大阪日日新聞 平成21年6月24日(水)
「クリエーター活動拠点 メビック扇町移転<下> 自立への岐路」より
「クリエーター活動拠点 メビック扇町移転<上> 自立への岐路」は、こちらをご覧ください。
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