【貼り箱】自社ブランドの見える化へ、ブランド価値をどう伝えるか
公開日:2018年3月12日(月)|お知らせ
業界紙の包装タイムス(2018年3月12日号、日報ビジネス株式会社)様に、先日の金沢での「貼箱」講演の様子を掲載していただきました。
貼り箱を通し、ブランド価値をどう伝え高めるか?
「自社ブランド見える化へ」
大阪の貼箱・村上氏が講演
石川県紙器工業組合
石川県紙器工業組合(川口浩明理事長)は3月3日、金沢市近江町交流プラザで研修会を開催した。貼り箱や紙加工メーカーら約30人が参加。石川県輪島市や富山県小矢部市といった遠方からの参加も目立つなど熱心に学ぶ姿が見られた。
講師に登壇したのは大阪市西成区で貼り箱専業メーカーを営む村上紙器工業所代表の村上誠氏だ。14年前から取り組む自社ブランディングの成果や、モノ作りに対する独自の見解、商品価値を高める貼り箱製作のプロセスを解説した。
村上氏が掲げるブランディング定義とは「企業の価値や強み、自社の『らしさ』を見える化させる」こと。「少数精鋭体制の当社では、『高価格・高ブランド』の提供を見える化させた」と説明し、クリエイターやデザイナーを交えて結びつけた新規開拓の成果を報告した。
その後、ハード面を重視する製造業の実情に言及。「今後はソフト指向への転換が求められる」とし、「貼り箱を通し、ブランド価値をどう伝えるか、高めるかが重要」と独自の見解を述べた。
過去の実績として昨年手掛けたバレンタインパッケージを紹介。「依頼内容はブランディング。初の試みだったが、総合プロデューサーとしてデザイナーと協力し合い、クライアントの意向を汲み取りながら、進むべき方向性を示した」と完成経緯を発表した。
最後の質疑応答では、コスト面や在庫管理に関する質問が集中。「完全受注生産」、「安売りは絶対にしない」など受講者一人ひとりへ丁寧な説明を行った。
取材:
日報ビジネス株式会社(包装タイムス:2018年3月12日(月)号より)
包装編集部 吉野加代子
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